20代最後の君へ

‪あと15分足らずで30歳を迎えるね。‬

‪もしかしたら思い描いていた理想の30歳の自分ではないかもしれない。‬

‪でも、君は真っ当に、一生懸命に20代を戦い抜いてくれた。‬

‪それはまぎれもない事実であることを忘れないでほしい。‬


‪人と比べて落ち込むのはやめにしよう。‬

君は君の人生を歩めばいい。

だからといって楽な道を選べばいいという訳ではない。

自分がやりたいと思うことを実際に行動に移し、体現してほしい。


君が尊敬する松陰先生の年齢を超えることに焦っているかい。

自らを律し、日本国のために、公のために、どんな苦労も惜しまず、自分の掲げる理想に向かって、常に真正面からぶつかり、逃げも隠れもせず、行動に移し、未来を担う若者を育て、彼らが時代を変革するきっかけを与えた

自分と真逆の立場にある松陰先生に半歩も近づけなくて落胆しているんだろう。


馬鹿野郎。

偉人と比べる暇があったら、もっと自分を磨け。


人はなぜ学ぶのか。

知識を得るためでも、職を得るためでも、出世のためでもない。

人に物を教えるためでも、人から尊敬されるためでもない。

お役につくためでも、与えられた役割を果たすためでもない。

かりそめの安泰に満足し、身の程をわきまえ、この無知で、世間知らずで、何の役にも立たぬ己のまま生きるなど御免です。

なぜ学ぶのか。

この世の中のために己が為すべきことを知るために学ぶのです。


自信を持って前に突き進め。

期待してるぞ、30代の俺。