ワンチャン

いきなりですが、

皆さん若者言葉使ってますか。

 

いつも私の隣で、ワンチャン、ワンチャン 吠えている人がいるので本当にうんざりしてます。

 

せめて、ワンって吠えてくれよ。

 

 

※ワンチャンとは?

ひょっとしたら、可能性があるかもしれない時に使用する言葉。

 

私が思う使用例

 ・ワンチャン、自販機下落ちてますよ(後輩)

 ・ワンチャン、そのお金が復興支援に繋がるよ(私)

 

 

 

私的には、結構下ネタのニュアンスで使用されるイメージがあったので隣人を冷ややかな目で見ていました。

 

先日、違う人の声でワンチャンという声が聞こえました。 

 

 

まぎれもなく私の声でした。

 

 

さんざん嫌っていたワンチャンを使用した落とし前をどうつけるか。どう誤魔化すか。

絶望の淵に立たされ、とっさに次の2つの案が思い浮かびました。

 

 

1.ワンチャンか猫やったら、やっぱり結局ワンチャンなんよね。

2.いや、ツーチャン行けるかもね。

 

 

2を選びました。なんとかボケて乗り切ったと思って、念のため後からツーチャンを調べたところ、

ワンチャンを応用させた言葉で2回チャンスがあるという意味の若者言葉でした。

ただ、若者言葉使いこなしてる人と思われ、さらに傷口を広げてしまっただけでした。

これはもう、ぴえん超えてぱおん状態ですね。

 

 

しかし、右斜め前の主任がある時、「がびーん」と言っていたのを聞き、すぐにショックから立ち直り、

そしてさらに数ヶ月ぶりに実家の母の顔を思い浮かべることができました。ありがとうございました。

 

 

言葉はいつの時代も必要なものであり、色んな変化を遂げ、今に至ります。

時代、時代に合った言葉、言い方が生み出され、その時代を創り上げ、彩っているんですよね。

そう考えると、ワンチャンはもちろん、がびーんもドロンしますもその時代の大多数の人々に受け入れられ、

最先端の言葉であったことは事実であり、当然の成り行きだと感じます。

たまに100年前、いやさらに昔200年、300年前の先人達とどこまで話しが通じるのか、

一度話してみたいとふと思うことがあります。

あの有名な南方先生も江戸の終わりにタイムスリップして普通に暮らせていたので約150年前まではセーフでしょうか。

 

 

話しが少し脱線しましたが、言葉は全ての仕事において一番基礎的かつ最も重要なツールと捉えていいでしょう。

いくら流行しているとはいえ、ビジネスの場においてワンチャンなどと場に相応しくない言葉を使い続ければ、

周りから奇異な目で見られ、いくら仕事ができてもノーチャンな人生を歩むことになりかねません。

はたまたその場その場に適した言葉選び、言葉遣いができればより多くの人に好感を持たれ、

新たな仕事が舞い込む機会を得ることができ、フルチャンな人生を送ることができるでしょう。